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Classic Palette (set of 3)

Classic Palette (set of 3)

通常価格 ¥2,809.00
通常価格 セール価格 ¥2,809.00
セール 売り切れ
税込

サイズ

約14cm x 約18cm x 約2cm x 3枚

 

素材

木枠、コットンリネンキャンバス(下地)、正絹(表地)

 

このキャンバスについて

この着物キャンバスの3枚セットは、テーブルデコレーションに最適です。

 

時期、ストーリー

このキャンバスは、昭和後期の長襦袢をアップサイクルしたものです。

 

色や文様の解説

長寿を表す吉祥紋である菊。中でも狢菊は、花びらが何枚も重なって大輪に咲く菊の花、その密集した花びらの様子がムジナ(今で言うアナグマ、タヌキ)の毛並みのように見えるので、「狢菊」と名付けられました。植物モチーフのデザインの中では非常にポピュラーで、江戸小紋や型染め、地紋などに多く使われています。

また、何色にも染められていない白の襦袢であることから、礼装用として仕立て、着られていたようです。真白であるが故に、光に当たった時の絹の光沢や、浮かび上がる紋様の美しさが際立ちます。

真ん中は可憐な花々が織られた生地を真紅に染め上げた長襦袢をアップサイクルしたパネルです。一言に「赤」といえど、その色合いは非常に多岐に渡ります。深く染められた赤色には、昔から「魔除け」の意味があり、悪を払い、善きものを呼び込む力があるとされています。

平安時代には日常から離れた聖域の建物や祭器に使われていたことから、一般の人々が赤の着物を着ることを禁止されていたため、憧れが強い色でもありました。

右のキャンバスは黒い地と白く染め抜かれた桐紋のコントラストが印象的なパネルです。

光をどこまでも吸収する深い黒は最も格式の高い生礼装ならではの黒です。

 

桐は日本の代表的な文様の一つであり、花言葉は「高尚」。

吉祥をもたらす鳳凰が住む木として中国より伝えられ、かつては皇室専用の文様として扱われた格の高い柄です。

のちに天皇から政権を司る者にその証として賜られた文様へと変化し、武将たちの間では桐を使った家紋が多く作られ広まることとなります。

また昔は女の子が生まれると庭に桐の苗を植えて、嫁入りの際にはその桐の木で箪笥を作ったといいます。

桐は真っ直ぐに育ち、また成長が早いことから、良質にすくすくと育つという意味や願いが込められています。

 

生地の特徴など

左のキャンバスは着物の中に着る襦袢に用いられていた綸子の生地です。綸子は縮緬よりも薄手で、光沢があり手触りが柔らかく滑らかです。織り方によって地紋が浮き出るのが特徴で、この襦袢も狢菊の紋様が織り出されています。

真ん中は襦袢地としては珍しい、花々が織り模様で表現された生地です。赤一色に染められていますが、織の違いによって花の陰影が表現されており、技巧の詰まった生地であることが伺えます。

右のキャンバスの元になった黒留袖とは既婚女性が着用する着物の中で、最も格式が高い正礼装(第一礼装)です。 五つ紋が入った地色が黒の着物を指し、生地には地模様の無い縮緬を用いて、裾部分にのみ模様が入っているのが特徴です。

着物の黒染めには数種類の技法がありますが、特に黒留袖に用いられるのは黒引染めという技法です。黒を染める前に紅か藍を下染めすることで、より深みと光沢ある黒に仕上げる黒染料という技法や、現在では数件の工房でしか行われていない三度黒という、植物染料を使用したマットな黒に仕上げる技法があります。

この黒の裏には、黒一色をより美しく表現したい職人たちの伝統技術が詰まっているのです。 


デコレーションアドバイス

キャンバスはテーブルや壁などに飾ることができます。壁に掛けるにはフックか鋲か釘が必要です。イーゼルに立てかけて飾ることもできます。お部屋の模様替え、新築祝い、プレゼント、大切な方へのお土産に最適です。


注意事項

作品はアンティーク、ヴィンテージの着物を使用しております。そのため、長年愛用されてきた痕跡や生地の傷みがある場合がございます。傷や汚れがある場合は、商品ページにその部分の写真を追加しておりますので、ご購入前にご確認ください。注意事項・キャンセル・返金については、サイト内フッター部分の返金ポリシーをご確認ください。 

 

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