On the Crest of a Wave
On the Crest of a Wave
サイズ
約24cm x 約34cm x 約2cm
素材
木枠、コットンリネンキャンバス(下地)、正絹(表地)
このキャンバスについて
朱に染まった刺繍の波濤
時期、ストーリー
このキャンバスに使用された帯は、昭和後期(おそらく70年代)に製作され、使用されたものです。
色や文様の解説
様々な種類が存在する波文様。寄せては返す波は、果てることがなく、永遠・不滅・長寿・誕生などを意味する吉祥文様として用いられます。
中でも「波濤」は「立波文」、「荒波文」とも呼ばれ、躍動感あるダイナミックな波の形を文様化したもので、江戸時代に好まれました。
何度も押し寄せ岩の形や地形をも変えてしまうことから、強い意志を持ち、あきらめず何度でもチャレンジする不撓不屈の精神を願う柄とされています。
また激しく湧き上がる波の強さによって魔を呑み込んでしまうと言われています。
朱色とは、黄味を含んだ鮮やかな赤色のことを言います。かつては赤色の絵具の最高の色を「朱」と呼んでいたそうです。朱は権威の象徴の色ともされており、古墳が発掘されると貴族の傍らには朱があるとも言われています。
歴史的な意味合い以外にも、朱色には色そのものに暖かい火、輝く太陽、魔除け、魔力への対抗、災厄を防ぐ、子孫繁栄、豊穣などたくさんの意味が込められています。
生地の特徴など
刺繍の立体感のみで描かれた力強い波濤。
大胆な波模様が目を引く一方で、刺繍の細やかな縫いに籠る光が奥行きある表情を与えています。
色や柄が極限まで削ぎ落とされたミニマルな構成は、モダンな印象を与えると同時に、刺繍の技をより鮮明に見せてくれます。
デコレーションアドバイス
キャンバスはテーブルや壁などに飾ることができます。壁に掛けるにはフックか鋲か釘が必要です。イーゼルに立てかけて飾ることもできます。お部屋の模様替え、新築祝い、プレゼント、大切な方へのお土産に最適です。
注意事項
作品はアンティーク、ヴィンテージの着物を使用しております。そのため、長年愛用されてきた痕跡や生地の傷みがある場合がございます。傷や汚れがある場合は、商品ページにその部分の写真を追加しておりますので、ご購入前にご確認ください。注意事項・キャンセル・返金については、サイト内フッター部分の返金ポリシーをご確認ください。