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Woods at Seaside

Woods at Seaside

通常価格 £1,710.00
通常価格 セール価格 £1,710.00
セール 売り切れ
税込

サイズ

73cm × 53cm


素材

絹(表地)、木枠(桐)、樹皮(マツ、ナラ、クヌギなど)


作品に込められた想い

海と空をイメージした、樹皮を使用した作品。着物文化と密接な関係がある桐の木材で作った額に入っており、ストーリー性と高級感溢れる作品です。 

この作品では日本の自然 ー 海、空と森の美しさを伝えたく、日本の伝統文化である着物と日本の物作りに欠かせない木材を使用しました。服として使えなくなった着物二枚と、普段廃棄されるはずの樹皮を活用し、究極のアップサイクル作品を目指しました。

また、日本ならではの自然の素材 ー 絹、桐(額)、松(真ん中の装飾の樹皮)と日本ならではの自然の文様 ー 青海波、雲のマリアージュによって色んな角度から日本の大自然の壮大な美しさを表現しています。

真ん中の樹皮の装飾がこの作品の特徴的なポイントになっています。海辺から森が人がっているようなイメージで、マツ、ナラ、クヌギなどの樹皮が埋め込んでおり、自然な雰囲気と触感を醸し出しています。


時期、ストーリー

この作品に使用されている着物二枚とも昭和後期に製作され使われていたものです。


色や文様の解説

左の生地は大きな青海波紋様のある着物をアップサイクルしたものです。

下の方には金箔で染め分けられた細かな青海波模様が重ねられて、波が太陽に照らされている風景が表現されています。

 青海波は、無限に広がる波の文様に未来永劫へと続く幸せへの願いと、人々の平安な暮らしへの願いが込められた縁起の良い柄とされています。

 右の生地には雲の文様が様々な技法で施されています。

雲は消えては生まれ、その形や色を様々に変えることから、事が起こるきっかけ、兆しを伝えるものとして古くから人々の関心を集めてきました。

 

生地の特徴など 

左の上品な象牙色で染められた光沢ある着物地に、地紋で表現された青海波が浮かび上がります。フォーマルな着物として着られる訪問着でしたが、こちらはあえてわかりやすいモチーフを描かず、金箔の染め分けに小さな刺繍で表現された、個性的な一枚です。 

右の生地にある、無地と細かな柄の染め分けで見事に表現された雲文には、霰、鮫などの小紋柄をそれぞれの雲にあしらった寄せ小紋の技法が用いられています。

遠目から見れば無地のように見える繊細で高度な染色技術を用いて作られる江戸小紋は、江戸時代に誕生し、現代でもフォーマルな着物として非常にポピュラーで人気です。

 

額について

こちらの作品は、日本の自然の精錬された美しさを伝えたく、着物と関わりがある日本ならではの桐の木材を使っています。

 桐は日本国内でとれる木材としては最も軽い木です。光沢があり、湿気を通さず、割れや狂いが少ないという特徴があルので昔から家具、建具、箪笥や楽器の材料として使われていました。

桐は着物文化と密接な関わりがあり、大事な着物を発火しづらい、湿気や害虫から守る桐箪笥で保管するという習慣が江戸時代からあります。

 娘が生まれると桐を植え、結婚する際にはそれを伐採して作った箪笥に着物を詰めて嫁入り道具に持たせるということがありました。

 江戸時代後期の安政の大地震のあとでは、桐の燃えにくさや、洪水に遭っても浮いて流れ中身を守ってくれる特性が確かめられたので、桐箪笥がよく売れたといわれています。 

真ん中の装飾の樹皮も日本の伝統的な木の松が入っています。

 

デコレーションアドバイス

キャンバスはテーブルや壁などに飾ることができます。壁に掛けるにはフックか鋲か釘が必要です。作品の背面に吊り紐をつけた形でお渡しします。


注意事項

作品はアンティーク、ヴィンテージの着物を使用しております。そのため、長年愛用されてきた痕跡や生地の傷みがある場合がございます。傷や汚れがある場合は、商品ページにその部分の写真を追加しておりますので、ご購入前にご確認ください。注意事項・キャンセル・返金については、サイト内フッター部分の返金ポリシーをご確認ください。

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